厩のある家 18世紀のベルギーの家

ベルギーの貴族やブルジョワは、
自宅に馬を飼って外出の足に使っていた時代の名残・・・厩のある家。
馬に乗って通れるほどの高さがある大きな扉がついた家は、
今はガレージとして使用している方が多く、
こちらの家も、嘗ての厩は物置場所。

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扉の漆黒のペイントが格好良く、
物置としては勿体無いので、
もっと違う活用の仕方があるのではないかしら??と思うのですが、
ベルギー人は、この厩を対して珍しいものではないと認識しているらしく、
上手に活用しているお宅に出会ったことが無いのです。

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足が馬だったというだけではなくて、
いくら階級の高い家だったとしても、
とって付けた様な台所にお風呂場・・・。
台所のど真ん中に、猫脚の浴槽が鎮座していたり。
まだ浴槽があるだけましかしら??
間取りに無理のある家がとても多いのです。
とても大きな家なのに、お風呂場の扉は半分までしか開かないとか、
扉があって、狭いトイレがあって、そしてお風呂場にたどりつく・・・。
つまりトイレを通らないとお風呂場にたどり着けないとか、
日常だったら、不便極まりないお家。
でも、外観はとっても素敵なのに・・・残念。
見学は無料ですし、家を探すという名目があるので
幾らでも見学して、沢山の家を見て、
ベルギーやフランスの歴史を紐解く、愉しいひととき。

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さりげない家の装飾と、美しい配色の家が日常に存在していること。
目に愉しく、想像豊かに
日々の暮らしを彩る景色に感心しながら、
今日もまた家の見学、楽しんでおりますよ。

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いつの日か、私たちにとっての飛び切りの家に出会えますように♪
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