ベルギーに暮していますと、
楽しいことも、ぎょっとすることも、信じられないことも数々ありますが、
こちらに住む日本人の同胞とベルギーについて、
あるいはベルギー人について話していると妙に連帯感があって、
「ある、ある、そういうこと~~~」
と盛り上がることしばしば^^
先日も、仲良くさせて頂いている日本人の男性は
奥様がベルギー人ですので、
その奥様が強過ぎて泣かされ続けていると面白いことを仰っておりました。
(ちなみにこの方、日本人の中でも特にジェントルマンと思えるほどに穏やかで、
精神的にも柔軟性のある調和の取れた方なのです)
「ベルギーは女系家族が多いのですよ。
うちもそのひとつでね・・・。
まずトップに君臨するのは女性である、うちの奥様。
その次に来るのは、彼女が溺愛している2人の息子。(既に40代)
その下が、孫たち。
更に続くのが、この僕(旦那さまのこと)。つまり上から4番目の列ですよ。
ただね、この僕と同じレベルにいるのが、彼女(奥様)が溺愛しているネコたちなんです。。。
(ここで私は笑ってしまった^^)
更に続きますと、僕の下にいるんですよ・・・(と、彼にんまり)
2人の息子たちのお嫁さんたち。
彼女たちが一番下なんです。
可哀想にね・・・。」
いえいえ可哀想と思っていないわよ。きっと。
ご自分の下にもいることに安心感がありそうでした^^
この彼。
英語はご堪能なのですが、フランス語が全くなので、
奥様にはフランス語で話すように、言われてしまうものの、
著名な芸術家でもあって、作品づくりにお忙しく、
フランス語を勉強している時間が全く無いのだと。
そこで、まるでフランス語を話しているように奥様に話し掛けているのですが、
よくよく聞くと、全て日本語。
イントネーションをフランス語風にしたところで、
全部日本語よ~と笑っている私たち。
でも、奥様には全て通じているところがすごい!
愛の成せる業ですよね。
序列が4番目とか仰りながらも、
なんだかんだと仲良しさんのご家族で安心ですが、
この縮図、私の周りのベルギー家庭の至るところで見られますので、
かなりどんぴしゃりな見解だと思います。
恐るべし、ベルギー女性。
私も大人しくしていなくっちゃ!
と彼の話を聞きながら、他人事ではないわ・・・としみじみ思いました。
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