心に残る威厳ある姿。
それは・・・ノワールの馬車。
美しい装飾に彩られたゴールドの馬車たちは
夢の世界に誘う案内人のような
馬たちのひづめの響きが伝わる軽やかさを感じたのですが、
一番最後に鎮座していたノワールの馬車は全く趣きが異なりました。
それもそのはず。
フランス国王ルイ18世が亡くなったときに使用される
現代で云う霊柩車としての役割を果たした喪の馬車。
ほかの馬車が金糸で彩られていたのに対して、
見事な銀糸の刺繡が施されて、しっとりとした空気感が伝わります。
生前の威厳を、この馬車で表現しているだけあって
これ以上無いと想われるほどの格の高さと
物云わぬ威圧感が伝わります。
先日ご紹介した数々の馬車たちは
きっとどこかでご覧になる機会があるかもしれませんが、
ノワールの馬車の存在自体、存じ上げませんでした・・・。
滅多にお目にかかることのできない
喪の馬車、非常に印象的で心に残りました。
ヴェルサイユへお越しの際は、
この馬車をご覧になるだけでも、一見の価値有り。
是非ご覧下さいね☆
ベルギー・フランスアンティークショップ
Deco Belge(デコ・ベルジュ)
Deco Belgeは、暮らしを美しく彩るアンティーク・ブロカントを
毎週フランスから日本へダイレクトにお届けしております。
ウブダシ品もたっぷりございますので、
お宝探しに是非お立ち寄り下さいませね☆
最近のコメント