天国と地獄

先週の初めのDeco Belge企画「蚤の市感覚で店主と交渉」が終了するまでは
頑張って毎日のようにBlogを書いていたのですが、
企画が大盛況でしたので、お客様とのご連絡、荷造り、発送、買い付けに終われ、
書く時間が全くとれませんでした。
 
この日常のたわいもない雑記を楽しく読んで下さる皆様、ごめんなさ~~い。
 
沢山書きたいことはあるのですが、何から書いていいかしら?と悩んでおります。
 
ではタイトルにありました地獄から・・・
 
私たちはこの半年の間に一生懸命家探しをしているのですが、
1ヶ月程前に運命の家を見つけたのです。
一目ぼれといいましょうか。
 
家の内部も見ていないのに、どうしてもこの家に住みたいと思いまして、
不動産屋に尋ねましたところ、その家は賃貸物件でただいま工事中だから
希望があるなら申し込みをして下さいと言われ申し込みをしていたのですが、
すでに希望者が2人いるとのこと。
 
不動産屋にはかなり難しいわよと言われていたのですが、
どうしても住みたい!
 
どんな家かと申しますと、
街の中心部に近く、高級住宅地で治安も良い上に軽井沢の森のような中に
家がぽつんぽつんと建っている感じ。
 
そして、この家は裏手にあるお城のような大邸宅の庭師の家だったとのこと。
でも庭師の家とはいえ、庭師のためのお庭が2500m2.広大なお庭のなかに
可愛らしい家がぽつねんと建っているのです。
 
周りは森に囲まれて、まさかここが街の中心とは思えない程の素晴らしい環境。
まさに私たちが探している農家タイプの家なのです!
 
難しいとは言われたものの、取りあえず決まった場合にはすぐに引越しができるように
色々と買い込んで準備万端整えておりました。
 
が・・・家主が一番最初に申し込んだ人に決めてしまったと
先週の金曜日に連絡を受けました。
 
が~~~~~~~~ん、
立ち直れない程にショック。
 
だったのですが、落ち込んでいるのもつかの間。
起き上がるのが早い私でございまして、
とにかく不動産屋に直行。
 
といいますのも、すでに契約が済んだらしいのですが、
それを聞いた息子が一言。
「契約がなくなればいいのにね」
 
なんと私もそれを思っていたところ。流石親子でございます。
考えることが同じ。
 
そして不動産屋のムッシューにどうしてもあの家に住みたいから、
今は仕方がないですが、もしこの契約者が出ていったらすぐに連絡下さい!
と何度も言って参りました。
 
ムッシューはほかにも家は沢山ありますよと言うのですが、
どうしてもあの家じゃなきゃ駄目なんです。
 
理由はね・・・
私はまぼろしを見たのかもしれないのですが、
そこに住む私たちの姿がそのとき有り有りと見えたのです。
とても楽しそうに暮らす自分たちの姿が。
他の家を見学していたときには感じたことのない幻覚?
 
そしてもうひとつ見えたまぼろしが・・・
これはどうしても言えない。
でもヒーラーの従姉妹には何の意味があるのか聞いてみようと思っております。
 
これが相当ショックでした私たちにとっての地獄。
皆様には大したことのない地獄でございます。
 
 
そして天国は・・・と言いますと
土曜日にタンタンのお店が半日だけ倉庫街で開店するというので、
タンタン大好きな息子のために文房具が買えればいいかなと軽い気持ちで行ってきたのですが、
文房具どころの騒ぎではなく、服・服・服で埋め尽くされた倉庫の中の長打の列にびっくり。
 
しかもお客様たちの手にはお買い物袋として渡された大袋がサンタクロース並みにぶらさがっているのです。
 
その光景を見ても、買うものなんてないわ・・・と暢気な私だったのですが、
息子たちサイズの棚の洋服を手にとってび~~っくり!
 
なんと定価1万円以上の服がすべて5ユーロ。
ん??50ユーロ?と思ったのですが、ローランが5だよ5!
 
そこでやっと理解できました。
どうして皆がサンタクロース並みなのかを。
 
きっとタンタンのキャラクターの服だから大したことはないとお思いの方が多いかもしれませんが、
どの服もデザインも刺繍も生地も大変凝っているのです。
大好きなラルフ・ローレンよりも断然質が良い。
 
この値札を見てエンジンのかかった私は、
ローランに大袋を3袋持ってくるようにお願いして、
めぼしいものを片端から詰め込んでいきました。
 
ダウンのコートもとても洒落ていて、4万円近くの値札がついていて15ユーロ。
 
サイズはSしか残っていなかったので、息子たちには万々歳だったのですが、
キューピー並みのベルギー人マダムが頑張って試着しておりました。
やぶけるわよ~~マダム。
その横では旦那さままでも頑張っておりました。
 
でもこの気持ち分かります。だって、15ユーロですもの・・・
 
デザインはカーキ色でお尻がすっぽり隠れる丈。
背中にシックなオレンジ色の刺繍でタンタンとミルーの後姿が描かれていて
哀愁が漂った素敵なものなのです。
生地も上質だし、日本のキャラクターものの製品とは全く異なります。
私は息子たちのために2着買っちゃいました♪
 
そしてトップスとパンツを30枚近く購入して、コートや手帳、ベルト、小物類を含めても200ユーロからお釣が!
 
こんなお買い物をしてしまったら、普通のお店で絶対に買えない。
でもおかげさまでエンゲル係数の高い息子たちの被服費がかなり抑えられて大満足。
 
家に帰って、ローランも息子も試着していたところにローランのママ登場。
彼女も一緒にこの会場に行ったのですが、私たちよりも更に上手でした。
 
可愛い孫のために、なんと64着買ったというのですから・・・

親ばかならぬ婆馬鹿??
パパにはしっかりと怒られておりましたが、後ろを振り向いたママ。
舌を出して、全く反省の気配なし。
お茶目なママは怒られても怒られても全くへこたれない。
だれかに似ていると思っておりましたら、もしかして私??
 
困ったものですねぇ。
 
とくだらない天国と地獄でございました。
 
次回のブログは大好きな蚤の市のマダムをご紹介致します!
どうぞお楽しみに^^
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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