夏のフランスの旅では、小さな町、大きな町を思いつくままに立ち寄って
旅していたのですが、
とある小さな町の中心に佇む大きなお屋敷は、
何度かその前を通り過ぎながらも、存在を消しているかのようにひっそりとしていて、
大荷物を運びながら、ふと横眼に見てぎょっとしました!
開ければ、ぎぃ~っと鳴りそうな、ペイントが剥がれて錆だらけの大きな門。
リペイントしても、朽ちて崩れ落ちてしまいそう・・・
その門の奥を覗き込みますと、
「ちょっと見て~、ドアが少し開いているわよ!」
と傍らにいた主人の袖を引っ張りました。
まるでお屋敷が「お入りない」
と言っているように。
「お帰りなさい」ではなくて^^
こういうのに導かれて入ってしまう人いそうです・・・ひぇ~
見上げる程に高い建物なのですが、
玄関ドアとその上の大窓のフレンドリーな雰囲気に対して、
窓という窓は、口を閉ざしたようにきっちりと閉まっているのが、怖いわ~。
ほら、見て~。
ガーゴイルが怒っているじゃない!
怖いもの見たさに入った者たち、外の世界に戻ってこれたのかしらね??
もう数十年も放置されていると思われるこのお屋敷の中は
一体、どうなっているのかしら?
ちなみに、先日見つけたベルギーの売り物件は、
このお屋敷の数倍もの大きさで、
お城の一歩手前のような佇まいでありましたが、
こちらに負けず劣らず廃屋でして、
価格が日本円にして700万円~!
更に広大なお庭もついているのですが、
1年経っても誰も手を上げない放置物件であります。
主人を何度も説得して、見学しましょうと誘っているのですが、
「自分たちでブリコラージュするのは、たぶん一生かかっても終わらないよ」
と却下。
でも、この家よりもずっと素敵なパーツなので、
家の中見てみたくて、うずうずしている私^^
流石に、そこまでぼろっていると購入は現実的ではありませんが、
「でも、見にいくだけならタダよ」
と主人説得中。
「Erikoは無駄な見学が多い」
と良く言われるのですが、ワタシ的には社会科見学&アンティークのお勉強を兼ねているので、付き合ってもらいたのですよネ^^
パーツの美しい、小ぶりの廃屋無いかしら?
まあ、そのような家があったら、ベルギー人も飛びついて、
さっさとブリコラージュして住み始めるわよね・・・。
理想と現実、中々難しい家探しですが、
来週からは、11月に見学できなかった家々の見学が立て続けにありますので、
わくわくしているところです♪
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