ベルギー外出禁止令発令

ついにベルギーも、外出禁止令が発令されました・・・。

 

18日正午から、スーパーマーケット、薬局、銀行、郵便局、ペット用品を販売する店など一部を除き、全てのお店が閉まります。

生活必需品を買いに行くのは、一人ずつで外出し、外では他人と約10mキャレの距離を取らねばなりません。

 

つまりお隣さんとは1.5m近く距離を取るということです。

 

昨日は、いつも出掛けるフランス郵便局が閉まっていたので、

中央郵便局に出かけましたが、いつもは沢山の人で賑わうリルの町は、ゴーストタウン。

 

警察がパトロールしているので、人が集まっている場所があると、サイレン鳴らして駆け寄っていました。

ですが、そこは郵便局。

 

Deco Belgeはフランスの会社としてフランス郵便局に登録しておりますので、切手などは自宅で購入することができ、

荷物を置いてくるだけでしたので並ばずに受け取っていただけました。

 

EUが封鎖されているとはいえ発送は可能ですので、毎週金曜日にお荷物手配して参りますね。

 

でも・・・まさかヨーロッパ全体が封鎖するなんて、現実離れした現実に直面しますと、

これは夢なのかしら? とあまり実感が湧きません。

 

ベルギーの現在の感染が酷いのは、フランドル地方のアントワープやワロン地方のリエージュ。

 

私の住むフランス寄りの反対側、つまりオランダ側になりますので、フランス側のワロン地方はまだ左程殺気立った雰囲気もなく、

今朝も鳥の鳴き声と、芝刈りの音が隣家から聞こえてくる、変わらぬ春の日常なのです。

 

では、何故フランドル地方に感染者が多いのかと言いますと、

フラマン人(フランドル地方の人)はスペインやイタリアにセカンドハウスを持つお金持ちが多く、

春のカーニバルの時期に南下していたフラマン人が、

イタリアの感染で急いで帰国し、ついでにウイルスも持って帰ってきたのだと思われます。

 

とは言いましても、私の住むワロン地方(フランス語圏)にもイタリア人は結構おりますので、

知り合いのイタリア人たちにはイタリアに帰国していたかどうか確認してしまいました。

 

フランスも急に封鎖されてしまったような印象ですが、個人的にはかなり感染があるのではないか?と思っていたので、

封鎖するのが遅かったように思います。

 

つい今の状況を忘れて、「あれも必要、これも必要」と、買い物に行って来なくちゃ・・・と思ってしまいますが、

簡単に買い物に出かけることができる少し前の日常は、なんて恵まれていたのかしら・・・と。

 

マクロン大統領の「戦争状態」というこの状況が、日を追うごとに現実味を帯びてくるのが恐ろしいのですが、

今のところの我が家は、この機会に家じゅうをぴかぴかにしようとか、

買ってきた野菜の種を並べて、どこにどうやって蒔こうかしらとか、

朝昼晩と、しっかり食べるようになるので(私一人だと2食なのです^^)

保存している食材を完璧に使いこなす計画を立てたりとか、

 

やらねばならないこと様々進行中です。

 

そういえば、パリジェンヌのおばあちゃまたち。

お店を開けていた最終日に、2日分の食材しか買い置きしていないと言っていたので、

「すぐに買い置きしてね」と伝えましたが、「そんなの嫌よ」と頑なでした。

 

心配なので、できることなら我が家に暫く滞在して頂きたいくらいですが、

時々お電話して、安否確認しております。

 

ここ数日、家族や友人、親せきからだけでなく、多くのお客様からご心配のメールを頂きまして、

皆様の優しさにほっこり^^

 

世界中が見えない共通の敵と戦っている異常事態ですが、

だからこそ一致団結して、きっとこのウイルスを退治した後には

明るい未来が待っていると思えるのです♪ いえ、そう思いたいのです。

 

それに、このウイルス問題を解決してくれるのが日本人でしたら、もっと素敵!

 

長々となりましたが、最後に美しい写真を・・・

 

お店を閉めてパリジェンヌの美しい邸宅に買い付けに行く途中で。

 

 

夕暮れ時の空に浮かぶシルエットに吸い込まれるパリの街。

 

何気ない風景も絵になるパリに、早く戻りたいと思いながら写真を眺めておりました。

 

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