今でこそ、ベルギー・トゥルネーには城壁は存在しておりませんが、フランスの始まりからベルギーが建国される頃まで、城壁は存在していたのですね。

昔も今も殆ど変ることのない全体像です。

運河の位置も、カテドラルや教会の場所も、街並みも同じで、時代を受け継ぐ美しい街なのだと、改めて思います。

街をぐるりと囲む運河は、今は大通りに。一周4kmの大通りは、ひとマラソン(フランス語ではマラトンと云います)するのに、丁度良い距離感。
かつては、運河の中にお家が建っていたのですね!それこそ洪水や災害があったのではないかしら??

この地図の真ん中に見える橋は、つい先日、取り壊されて議論が巻き起こっている渦中の橋でして、実は悲しいことに、取り壊しの理由がフランスの貨物船が通れないから・・・といった他国の船が原因にも関わらず、フランス国内でも通過できない橋があったそうで、そちらは取り壊さないことが決まり、早まってしまった取り壊しを終えたところ。。。
何故、きちんと確認しなかったのだろう??と不思議に思ったのは私だけではないはず。
ちなみに、こちら世界遺産だったのですよ~~~!
貴重な世界遺産がひとつ、姿を消した瞬間はPhotoお探ししますね。

以前のように迂回水路を作れば良かったのに・・・と思ったのですが、今は大通りなので、その案は却下とのことでした。

時代をタイムスリップする瞬間。馬車が車に、人の服装がカジュアルになったくらいで、ほぼ当時と変わらない景色の中に、私も存在していることの不思議。

ドイツ軍による爆撃で、姿を消したグラン・プラス。この町のお年寄りが、いまだにドイツを許せないのは、このような歴史があるからなのですね。
街の中心部近くにある学校は、ドイツ軍による大量虐殺の現場で、ガス室だったそうです。
フランス人とベルギー人で構成されたトゥルネーには、ドイツ人の姿を見ることは、全く有りません。トゥルネーだけでは無いですけれど・・・。
歴史に息づく古都トゥルネーは、北のフランス人たちからも、美しい街として認識されておりますよ♪
ベルギー旅行にいらっしゃるのでしたら、Tournai散歩もレアな旅先としてお勧めですよ^^ パリのノートルダムにも引けを取らない、麗しい5つの塔を持つカテドラルも、修復工事からその姿を覗かせるようになりました^^
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