La maison de Tournaisienneの続きを・・・。階段をたんたんと上りますと、今度は天昇の儀式に使用されたさまざまなアイテムが展示されておりました。

ヴィトリンに埋め尽くされたグローブの数々は、グローブドマリエではなくて、死者のための花輪的役割を持つグローブ。

ガラスの上段数点はマリアージュものも紛れていましたが、殆どが死者を祀る花輪的役割をしていたグローブたちなのです。

そしてこちらも可愛らしい陶器の花たち。


この花たちも墓前に飾るお花たちで、フランスやベルギーの墓場では、いつまでも枯れない花として飾られていることが多いのですよ。
また撮影し忘れましたが、ビーズで作られた花飾りやビスク天使のついたものも、実は墓前に供えるものなのです。
可愛らしく、細工も美しいビーズ花なのですが、本来の用途を思うとデコレーションとして飾るには非常に抵抗がある私です。

さて、こちらは一体何でしょう??

人が座って乗るには天井が低すぎるこの馬車? 実は霊柩車なのですって。実際に18~19世紀にTournaiで使用されていた貫禄溢れる木製の荷台(人ですが)、いつの時代も国も問わず、霊柩車はノワールなのですね。。。
最後に芸術的な思い出のお品をひとつ。。。

あるもの、そして存在していた証で作られたヘア細工。ご夫婦仲良くおさまっているものは初めて拝見させて頂きました。
亡くなった後も、ずっとずっと仲良しでほほえましい額装品でもあります。
人生の最後を彩る様々なアンティーク、お楽しみ頂けましたでしょうか^^
La maison de Tournaisienneはまだまだ続きます・・・
∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴ Chevalier Charmant Paris (シュヴァリエ・シャルマン・パリ店) Deco Belge(デコ・ベルジュ) web shop http://decobelge.com/ info@decobelge.com Marche Vernaison a Paris No’77 Allee4 99 rue des Rosiers 93400 Saint-Ouen ∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴∴
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