クチュリエと遊ぶ

我が家から数分の場所に、
お仕立やお直しを頻繁にお願いしているクチュリエが住んでいます。
クチュリエを始めて25年の彼女は
昔、パリの大きなメゾンで10年近くクチュリエを勤めて、
今は私の町に住むたくさんのベルギー人やフランス人の顧客を抱える大人気のマダムでもあります。
目と鼻の先にお住まいなのに、
ランデヴーの予約も中々取れず、
激務な日々を過ごす彼女。
連日3時間睡眠だそうです・・・。
まったり仕事しているベルギー人やフランス人が多い中で、
超レアなお方。
私は1ヶ月に10枚ほどのお直しをお願いしているのですが、
なんと私の母の服もわざわざ日本から送ってもらって
また送り返すなんてこともしております。
以前は一晩でスーツや着物を縫ってしまう程の腕前の母なので、
お直しする箇所のデッサンを描くのもお手の物。
クチュリエにも、お直し箇所が明確に伝わることはもちろんのこと、
日本のお直し屋さんでは断られてしまう箇所まで直してくれるので、
非常に頼りにしているのです^^
彼女と知り合ってから、
どんなに大きなサイズのお洋服でも、私の体に沿って直して下さるので、
どの服もサイズぴったりになり、お洒落をする楽しさが倍増した気がします。
「Eriko~、私に直してもらおうと、生地が良ければ何でも買っているでしょう??笑」
とクチュリエ。
先日はたった40ユーロで見つけたバーバリーのメンズものヴィンテージジャケットを
ウエストをぎゅっと絞って頂いて、オリジナルの姿に変身~!
大きなサイズゆえに、
ウエストを絞る・・・なんて技もできるのですね♪

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1月に入ってからは、スーツとコートのお仕立をお願いしているのですが、
パリコレクションの分厚い本を数冊貸して頂いて、
「この中から好きなデザイン選んでね!」
と。
最近、パリコレクションの服を見ていなかったのですが、
印象に残った服はこんなお洋服でした^^
マニッシュとフェミニンを足して2で割ったような服が大好きです。

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時代ものの見事な刺繍の布を
こんなふうに仕立ててもらうの素敵過ぎ☆

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色々なコレクションを見ながら、
やっぱりシャネルって群を抜いて好きと思えるデザインばかりです。

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こんなコートも素敵~!
結局は手持ちの切り抜きの服にデザインは決定したのですが、
生地は本物のシャネルの生地を使用することに決まりました^^
実はクチュリエの家には
様々なメゾンで使用した本物の生地たちがずら~~~っと並び、
その中からお仕立して下さるのです。
運が良ければ、シャネルのボタンなども手に入ります☆

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お仕立代は日本価格のおよそ3分の1。
生地代に至っては、カシミアやシルク以外のウールなどは
大抵1m30ユーロと激安です~。
コートであれば150cmほど。
スカートとジャケットなら200cm程度で十分よ
ということで、生地代とお仕立代を足しても
普通にお洋服買うのと同じか、
お安いくらいでお仕立お願いできました^^
何度か仮縫いがありますので、
出来上がりはまだまだ先ですが、
他のベルギー人やフランス人たちも彼女にお願いするのを病みつきになってしまう理由
わかるような気がします。
という私も既に病みつき。
激安で手に入れたヴィンテージのお洋服も順番待ちしているので、
来年はもっとお洒落生活楽しみたいと思います♪
中身が半分以上、メンズなもので、
せめて見た目くらいは女らしくしなくっちゃと思う私なのであります・・・^^
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Chevalier Charmant Paris
(シュヴァリエ・シャルマン・パリ店)
Deco Belge(デコ・ベルジュ) web shop
http://decobelge.com/
info@decobelge.com
Marche Vernaison a Paris
No’77 Allee4
99 rue des Rosiers
93400 Saint-Ouen
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