陽射しの強い9月のある日。
母の希望で、ノルマンディーの手前、ジヴェルニーにあるモネの家に向かいました。
ピンクと緑の配色の外壁は
10代でモネの家を知ってから、私の中で永遠にお気に入りの配色。
当時は中々思い切った斬新な配色だとおもっていたのですが、
よくよく考えれば、花たちの姿は緑とピンクで
自然に存在する、日常でしばしば目にする配色ですものね。
とっても自然なお色たちですが、
ペイントすることで、はっとするお色になる・・・
さすが画家です☆
家の目の前には、花のアーチの長い長~いトンネル。
季節によって、異なる表情を見せるのかしら??
草花を中心にアレンジされた
あくまでも自然に生えているように見せられたお庭に建つ家。
モネの家は、お花たちと家が一体化した
まるでお花の中から家が生まれたような印象の
お庭を中心に作られた家。
さて、家の内部もそれぞれのお部屋は趣向を凝らされていて
魅力的なのでございますよ^^
こちらはひよこ色と藍で統一されたダイニング。
壁と食器棚、テーブルや椅子まで
ひよこ色でペイントされているのですが
浮世絵や藍色の陶器で、パステルの世界に渋みを添えておりました。
個人的には、東洋趣味の藍のお皿には
今のところ、特に興味が無いものですから
お色の対比を楽しみました^^
(アンティーク和食器は大好きですが)
こちらは玄関を入ってすぐの書斎で、
白に淡いブルーのラインでペイントされ
時計までも統一されております。
ここまで思い切れば、
下地になる家具がどのようなものでも
お色で遊ぶ・・・を楽しめますよね。
モネの家を見て周ると
お金をかけなくても、好みのお部屋が作れるという
愉しい気持ちになるインテリアが満載で、
クリエイティブな刺激があちらこちらに散らばっているのです☆
青のタイルが可愛らしいお台所には
銅製のお鍋がたくさん並べられて
芸術家のお料理好きなご様子が窺えます。
ずっとずっと好きと思わなければセレクトできないようなタイルたち。
フランス人は青の熱狂的ファンが多いので、
モネも一生変わらず好き!と思えるお色が青だったのかもしれません。
お色の好みが変わったから、
やっぱり赤に・・・なんて改装が大変そうな青のお台所でした^^
さりげなく置かれた銅製のピシエと
同じお色の蛇口も絵になります。
それぞれのパーツを集めて手作りしたような
可愛い流し台。
土の質感が可愛い。
お庭には、季節折々、たくさんの草花たちが咲き乱れるようですが
庭師がいなくては、とてもここまでの管理はできないですよね・・・。
実際、モネが住んでいた頃のお庭はどうだったのでしょう・・・。
広大なお庭の中に背の高い花と背の低い花が咲き乱れる表情豊かなお庭を歩き回りますと
花たちの配色を眺めながら
我が家のお庭にはどうアレンジしたら素敵??と想像する時間が愉しいひと時でした^^
芸術家の家は、
モネのこだわりが随所に散りばめられた
まるで心の宝石箱のようなお家でございましたよ☆
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