がり勉タイプの正反対を地でいくわたくしなのですが、
片時も本を手放すことなく、常に本を持きたいわたくし^^
読んでいる本もジャンルを問わず、面白そうと想った本や、
そのときに興味のあるテーマについては、片っ端から読んでみたくなり、
日本から転送屋さん経由で、週に一度は何かしら届けてもらっています。
フランスの郵便局宛に郵便物を届けてもらうと関税が掛からない、
あるいはほんの少しだけの支払いで済むので、
郵便局に行く度に、「荷物届いているよ~」と引き取りが楽しみなのです☆
転送屋さんにお願いしているだけでなく、
両親や友人からも何か届くことがあるので、
発送して引き取ってと、郵便局に行くのはいつもわくわくします^^
今週もどの本が届くかしら??^^
本だけでなく、お気に入りの麹屋さんの甘酒や、
毎朝欠かさず食べるひじきの乾物、
幸せ気分に浸れる化粧品やら・・・
日本からのお届けものを受け取るどきどき。
さて、そんな私はお料理が大好きなわけではないのですが、
理想だけは高く、こんなお料理生活が理想・・・
と愛読している本が何冊かあります。
その中でも、佐藤雅子さん著「私の洋風料理ノート」と「私の保存食ノート」は
お料理本なのですが、何度も読み返したくなる珠玉の名作ではないでしょうか。
(出典:私の洋風料理ノート・佐藤雅子著)
佐藤さんは元人事院総裁の奥様で、お料理は勿論のこと、
暮らしを丁寧に愛情込めて妥協なく暮らした主婦の鑑ともいうべきお方。
「台所をわが居城のようにたいせつにし、どうしたら自分の家族の食事を楽しく食べさせることができるかと、台所仕事に誇りを持っていた母」
このお母様の姿と
厳しい義父に訓練?されたお料理の数々。
そして戦争でものが少なくなっていた時代の暮らしの知恵が散りばめられていて、
暮らしを工夫するアイディアがたっぷり。
その暮らしぶりが「コラム」として沢山ご紹介されており、
主婦の仕事って奥深くて、楽しいのだわ・・・と実感。
こんなふうに考えれば、もっと素敵になるのね・・・と
感心しながら何度も読み返してしまう本なのです。
初版は既に40年以上も前のもので、
当時としてはお洒落なお料理写真だったのでしょうが、
やはり今拝見しますと古さが全面に出てしまって、
決してお洒落な本とは思えないのですが、
その内容は濃く、彼女の自伝的な要素も併せ持つ楽しい本だと想います。
このような生活ができたら、主婦も100点満点でしょうが、
私の今の暮らしには現実的ではないので、
取り入れられそうな箇所だけ(都合よく)抜粋し、
素敵生活に近づきたいわ~といった理想だけ高いのでございます^^
ちなみに「私と食器」、「蔵の中」のコラムには
オランダ・マエストリヒト窯、ベルギー・ケラミス窯の
プティボルやカフェオレボルが登場します。
外国暮らしが長かったという彼女のお父様のお土産だとか。
18世紀末の藍色の手描きのお皿なども佐藤家の食卓で
大活躍していたようです。
ちなみにDeco Belgeで過去にご紹介していた色違いの藍のボルなどが
彼女の宝物でもありました。
彼女の豊かな食卓に登場しているアンティーク食器たち。
ますます愛着が沸いてしまいそうです☆
ベルギー・フランスアンティークショップ
Deco Belge(デコ・ベルジュ)
Deco Belgeは、暮らしを美しく彩るアンティーク・ブロカントを
毎週フランスから日本へダイレクトにお届けしております。
ウブダシ品もたっぷりございますので、
お宝探しに是非お立ち寄り下さいませね☆
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